映画でフラフープを学ぼう
今日は子ども日です。自分の家の近所ではまったく見かけないので想像しかできませんが、天気は良いし風も少しあるから、きれいでたくましい鯉のぼりが青い空を力強く泳いでいるのでしょう。
ところで.....フラフープがテーマの映画があったことを知ってましたか？フラフープの歴史まで学べてしまうＤＶＤの話しです。
１９９４年の映画で、「Hudsucker Proxy」という映画です。邦題は「未来は今」となんだか全く原題とは違ってます。タイトルのHudsuckerとはこのストーリーの展開される会社です。そしてproxyとはそこで起こる、会社の経営者と投資家などが支配権をめぐって株主から委任状の取り付けを競うことで、つまり委任状争奪戦のことです。
タイトルだけ見ればとてもつまらなそうでとてもコメディーとは思えません。それできっと邦題を変えたのでしょうか。しかひ実はとてもおもしろく、さらに監督はコーエン兄弟とサム・ライミと強烈です。主演はティム・ロビンス、それにポ−ル・ニューマンが悪役で出演しています。
１９５０年代のストーリーですが、とてもきれいな映画です。撮影のセットや小道具、さらに撮影テクニックやその時代の空気など、ものすごくきれいでデザイン化されてます。これは監督やスタッフのセンスが鋭く洗練されているからだと思いました。まるでコメディーとは思えないほどのハイセンスで、スタンリー・キューブリックが近くにいたのではないかと思ってしまうほどの計算された美しさです。
それから最も強調したいのは、実はこの話、フラフープを生み出した現実の会社に重ね合わせているということです。フラフープということばと名前は登録商標で当時のアメリカで登録されています。その会社はWham-O といいます。ワムオーがフラフープを生み出した当時を再現したような場面がこの映画の途中に出てきます。それはとにかくすごかったんだ！のひとことです。
この場面を待ってましたとばかりに何回も繰り返し見てしまいました。こんなDVDが見れて本当に感激しました。近所のレンタルショップにあったらぜひ観てください。
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